光線追跡木を用いたレンダリング方式
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概要
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レイトレーシングを映像生成方式として使うと、高度な質感表現が可能となる反面、膨大な処理時間を必要とする。このような特徴を持つレイトレーシングの映像生成システムで、デザイナーはモデルを造形し、その後、所望の質感(モデルの色、属性、マッピング等)を持った映像を、修正を繰り返しながら作り上げる。しかし、質感の変更に対してもレイトレーシングを再度実行しているため、会話的な操作ができなかった。我々は、レンダリング処理をレイトレーシングから分離して、高速に映像生成を行う方式を実現した。本レンダリング方式では、レイトレーシングの実行時に生成される拡張光線追跡木を使って輝度計算を行う。この時、交差計算をせずに映像の生成を行うため高速な質感変更を行うことができる。モデルの変更、視点の移動に対しては、光線追跡木の情報が変るので本方式では扱わない。しかし映像生成において、工数の必要となるレンダリング処理に対しては、本方式は有効である。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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柿本 正憲
(株)富士通研究所
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柿本 正憲
富士通研究所
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太田 雅明
(株)富士通研究所
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村上 公一
(株)富士通研究所
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広田 克彦
(株)富士通研究所
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佐藤 弘幸
(株)富士通研究所
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佐藤 弘幸
富士通株式会社
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佐藤 弘幸
富士通
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