ローレンツブロットを用いたリズム認識方式
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概要
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我々は,人間と計算機との間の円滑なコミュニケーションをテーマとし,双方のインタラクションを考えたシステムの研究開発を行っている.人間は,心拍,呼吸などの他に,言葉,動作,音楽といったさまざまなリズムを持っている.非線形系において,リズムの同期は自律的に起こる現象であり[1,2,3],我々が人と話し合うときに相槌を打つように,リズムの同期,同調はコミュニケーションに欠くことのできない要因の一つであると考えられる.しかしながらこれまで,計算機が任意の拍子,長さのリズムパターンを知ることのできる方法は,著者の知る限り存在しなかった.そこで我々は,音の時系列データの持つ周期性を認識することによって任意のリズムパターンを認識する手段を実現し,これによって,パターンを持つ入力のみに反応する「物まね」システムを試作した.本稿では,本システムの概要および構成について報告する.
- 1993-09-27
著者
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村上 公一
(株)富士通研究所
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西嶋 正子
(株)富士通研究所
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村上 公一
(株)富士通研究所ヒューマンインタフェース研究部
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杉本 美夕紀
(株)富士通研究所ヒューマンインタフェース研究部
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西嶋 正子
(株)富士通研究所ヒューマンインタフェース研究部
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