光線追跡法による干渉チェック
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概要
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コンピュータアニメーションでは,物体間の衝突を検出する「干渉チェック」機能が必要となる。落下物体が床に衝突する時刻やロボットの足と接する時刻をあいまいに指定することによって,例えば,「足の一部が床に接するまで,脚を下ろせ」と云うような動作記述が可能となる。しかし,従来のシステムではモデラ,レンダラと干渉チェッカが統合化されていない問題点があり,効率的な処理ができなかった。これを解決するために,筆者等は干渉チェック機能をレンダラであるレイトレーシングと同じ枠組みに統合化した。レイトレーシングは,一般に処理が遅いと考えられているが,ボクセル等を使った最近の高速化技術や干渉チェック特有の要求事項によって,効率的な計算が可能となると考えられる。本論文では,レイトレーシングを使った干渉チェック方式の原理と,高速化方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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