微生物の生産するキシラナーゼに関する研究 : (第5報) Chaetomium trilaterale Strain No. 2264の生産するβ-xylosidaseの分離精製とその性質について
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概要
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前報において, 当菌株の生産するキシラナーゼはendoxylanaseとβ-xylosidaseの混合系であることを示唆したが, 本報においては硫安分割, DEAE-セルロースカラムおよびSephadex G-75カラムを用いてβ-xylosideを分離精製した. この酵素につき, xylobioseおよびβ-phenyl-D-xylosideを基質としてその性質を調べた. その結果β-phenyl-D-xylosideの分解は添加した酵素濃度に比例し, また酵素量一定の場合は作用時間に比例して直線的であった. 酵素の最適作用条件はそれぞれpH4.5および55℃であり, pH4.2〜8.0および50℃までは安定であった. β-phenyl-D-xylosideを基質とした場合のKm値は3.05×10^<-3>Mであった.
- 社団法人日本生物工学会の論文
- 1970-03-25
著者
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