2伐, 3伐人工造林作業級における林分配置の手法

概要

論文の詳細を見る
2伐, 3伐人工造林方式に対応した2伐, 3伐人工造林作業級における林分配置の手法は次のとおりである。1)計画対象の作業級を皆伐人工造林作業級と想定した場合の年伐区(以下皆伐年伐区という)を, 2伐人工造林作業級では2個, 3伐人工造林作業級では3個結合して「結合年伐区」を設定する。2)結合年伐区の標準面積を, 2伐人工造林作業級では皆伐年伐区のそれの2倍, 3伐人工造林作業級では同様に3倍とする。3)結合年伐区の設定数を, 2伐人工造林作業級では皆伐年伐区設定数(すなわち輪伐期年数)の1/2,3伐人工造林作業級では同様に1/3とする。4)輪伐期を, 2伐人工造林作業級では2の倍数に, 3伐人工造林作業級では3の倍数に調整する。5)それと並行し, その輪伐期を, 両作業級の場合とも, 同一結合年伐区における主伐間隔年数の倍数になるように調整する。6)伐採列区を設定する場合には, その伐採列区ごとの面積が結合年伐区の標準面積の倍数前後になるように調整する。
一般社団法人日本森林学会の論文
1988-10-01