気管支結核症の重症度分類

元データ 1990-03-25 日本呼吸器内視鏡学会

概要

気管支結核症の治療上の問題点として, 病巣気管支の狭窄や完全閉塞に伴う合併症が挙げられる。活動性気管支結核26例と外科治療を要した陳旧性気管支狭窄例5例の臨床経過の検討を通して, 本症の病変部位と病巣の深達度および横断面的拡がり度がその予後に重要であることが確認された。病巣の深達度を正確に把握し得る非観血的方法がないため, 気管支鏡検査で確認し得た病巣の局在部位(A : 気管;20, 主幹;15, 右中間幹;10, 葉気管支;5, 区域気管支;1)と病巣の気管支の横断面的拡がり(B : 全周性;5, 1/2以上;3, 1/2未満;1)より, AとBの積の最大値を患者の点数とし, その点数により, 最重症(100), 重症(75-60), 中等症(50-15), 軽症(<15)の4型に分類する重症度分類を考案した。重症度別に起こり得る合併症を予測しながら, 化学療法や適切な外科治療を行う事が肝要であり, 重症度分類に関する諸家の更なる検討を期待したい。

著者

久世 文幸 京都大学胸部疾患研究所および協力施設
鈴木 克洋 京都大学胸部疾患研究所附属病院第一内科
村山 尚子 京都大学胸部疾患研究所内科1および関連施設
網谷 良一 京都大学胸部疾患研究所呼吸器感染症科
久保 嘉朗 大阪赤十字病院呼吸器内科
松井 保憲 京都大学胸部疾患研究所 感染・炎症学, 第一内科
田中 栄作 京都大学胸部疾患研究所感染・炎症学
坂東 憲司 済生会中津病院呼吸器内科
村山 尚子 高雄病院内科
坂東 憲司 大阪府済生会中津病院呼吸器内科
坂東 憲司 大阪府済生会 中津病院 呼吸器内科
縄田 隆平 大阪府済生会中津病院呼吸器内科
黒田 直明 大阪府済生会中津病院呼吸器内科
倉澤 卓也 京都大学胸部研内科I
川合 満 京都大学胸部疾患研究所第一内科
川合 満 京都大学胸部疾患研究所
倉沢 卓也 国立療養所南京都病院呼吸器科
倉澤 卓也 京都大学胸部疾患研究所第1内科
倉澤 卓也 国立病院機構札幌南病院
久保 嘉朗 京都大学胸部疾患研究所第一内科
佐藤 敦夫 京都大学胸部疾患研究所第一内科
村山 尚子 大阪府済生会中津病院呼吸器内科
縄田 隆平 神鋼病院呼吸器内科
加藤 元一 京都大学胸部疾患研究所第1内科
鈴木 克洋 国立病院機構近畿中央胸部疾患センター臨床研究センター
久世 文幸 京都大学胸部疾患研究所呼吸器感染症科
久世 文幸 京都大学胸部疾患研究所
鈴木 克洋 京都大学胸部疾患研究所
田中 栄作 京都大学医学部付属病院感染症科
村山 尚子 高雄病院 内科
網谷 良一 京都大学胸部疾患研

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