情報処理学会の終焉? : IPSJのあり方
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概要
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学会で「学会のあり方」を議論すると, 非常に単純化した言い方とするならば, 次のような図式になります.(1)学会は論文のaccreditaion機関(2)加えて, 研究発表の機会提供機関(3)これらの活動をコストパフォーマンスよく行いたい.そのためには経済的基盤の確立が必須(4)さあ, 一般会員の数を増やそう.会員のメリットのために質の良い会誌が不可欠(5)でも市販雑誌に太刀打ちできるかしら(6)ということで, あの手この手の会員エンタテインメント策の立案でもこれだけで本当にいいのでしょうか.たとえば, 以下のような疑問があります.(1)研究活動の場として, 学会はドッグイヤーとか称するこの時代に対応できるほど, 身軽に動いているのでしょうか?(2)そもそもそれほど大事にしているはずの研究活動が, 本当に世のため, 自分のためになるものでしょうか?単なる自己満足だけでなければいいのですが.(3)身軽に, 素晴らしい研究成果を世に問う場所である学会が, 重たくなっていないでしょうか.なんでもできる場である学会になるためには, もっと強力なサポートインフラの構築がいらないでしょうか?(4)そもそも学会は, 研究成果の発表の場だけでいいのでしょうか?これからの大不況時代を技術者・研究者として生き延びていくために, もっと智恵を発揮する場になる必要はないでしょうか?このような疑問も含め, 常日ごろから学会のあり方について「建設的な破壊的ご意見(?)」をお持ちの論客の方々にご参加いただき, 「春の嵐」を巻き起こしたいと思います.若人よ, 黙っていると学会は解体されてしまいますよ!!
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-05
著者
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