アミノ酸含有培地に植物病原菌を培養した場合に生産される未知ニンヒドリン陽性物質
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概要
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Czapek培地のNaNO3をちつ素として等量のアミノ酸でおきかえて数種の植物病原菌を接種した。培養初期にはその培養液中に未知ニンヒドリン陽性物質(NPS)の存在を確認したので数種の化合物と比較同定を試みた。しかしNPSは,薄層クロマトダラムの結果からは,アラニン,グリシン,トレオニン,グリタミン酸,グルタミン,グルコサミンならびにアントラニル酸とは異なる化合物であることはわかったが,なお同定するに至らなかった。一般に植物病原菌はこのような培養条件下では,培養初期にその培養液中にNPSをつくる代謝系をもっていることが推定された。
- 日本植物病理学会の論文
- 1968-01-31
著者
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