土壌病菌Pythiumの生態および分類 : 第6報 レンコン腐敗病を原因するPythium菌
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概要
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大阪,徳島,愛知,香川その外の各地のレンコン栽培地でレンコン腐敗病が発生している。レンコン腐敗病菌として数種の Pythium 菌と Fisarium 菌が分離された。Pythium 菌は Streptomycin 50ppm と PCNB 1000ppm で選択的に分離される。P. spinosum Sawada, P. ostracodes Drech.の外に新種として P. nelumbium n. sp. を同定した。P. nelumbium は胞子のうが糸状あるいは脹れたのう状体で,遊走子および分生胞子を形成する。蔵卵器は球形,平滑,20.7-31.1μ,卵胞子は蔵卵器内に充満する。雄精器は蔵卵器に 8-15 個着生,異株生または同株生である。本菌は門真市でンンコンの腐敗病菌として分離された。
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