子苗立枯病抵抗性機作に関する研究 : 第2報 エーテル処理及び異常環境下における寄主感受性の変化
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概要
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The present paper deals with the influence of the treatment with narcotics, high temperature or of abnormal environmental conditions on the susceptibility of Cucurbita Pepo to Pythium ultimum. The change in the tissue respiration under the ether narcosis is also reported. The young seedlings of highly resistant variety "Amakuri" which was treated with ether, ethanol or chloroform, became susceptible to the disease. In the tissues of the seedling treated with ether, unlike those of nontreated, the Pythium hyhae were not checked their growth. The susceptibility of the seedling also increased by the treatment with high temperature. The respiration of the tissue of the host plant decreased when the seedling was treated with ether. This may suggest that the metabolic activity in the host cells is reduced by narcosis. From these results, it is recognized in the pumpkin seedlings that there exists a functional resistance of protoplasma of the host cells which can be easily abated by treating with narcotics and high temperature.
- 日本植物病理学会の論文
- 1958-10-30
著者
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