細分割曲面の輪郭線抽出描画手法(<特集>グラフィクスと画像コンテンツ生成の新展開)

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概要

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細分割曲面の輪郭線を自動的に抽出し描画する手法について述べる.対象物の形状を分かりやすく表現する手法として, さまざまな強調を施した画像がよく用いられる.特に, 輪郭線強調は, 形状認識上重要な手法である.また, 対象物を構成するモデルとして, 細分割曲面モデルが多く用いられるようになってきている.しかし, 細分割曲面モデルに対し強調を施した画像を生成するには, 多大な労力と時間を必要としてきた.そこで, 本研究では, 細分割曲面に対し, 輪郭線を自動的に抽出し, 特徴にあわせて描画する手法を提案する.本手法は, レンダリングアルゴリズムであるZバッファ法を基本とし, 輪郭線描画処理をレンダリングに組み込むことで, 隠面消去と隠線消去を同時に行うことができる.本手法により, 細分割曲面モデルに対して輪郭線を強調描画するという処理が, 短時間で容易に実現可能となった.
一般社団法人情報処理学会の論文
2000-03-15

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