パイプライン型字句解析プロセッサの設計と実現
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概要
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逐次ハッシュ法に基づく連想記憶上に実現された字句テーブルと,文字レベルの逐次検索機構を用いた,高速のパイプライン型ハードウェア字句解析プロセッサを開発した.本プロセッサでは,名前,文字列,定数などすべての字句レベルのトークンを可変長の文字の列として統一的に認識し,コンパクトなコードに圧縮しタイプを付加して出力する.このうち,字句レベルの構文に基づいてトークンを認識する過程と,認識されたトークンを字句テーブルを用いてコード化する過程をパイプライン化して,文字の列をストリームとして高速に処理する.複数の言語に対応するために,実行の対象となる言語の字句レベル構文を制御テーブルの形で実行時にロードする方式を採用し,制御系のハードウェアの柔軟化を計っている.本方式の性能は,CやPASCALLのソースプログラムを使って字句解析の実行速度を測定して評価した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1987-01-15
著者
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