低レベル並列処理計算機による3次元色彩図形表示処理
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概要
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我々はコンピュータの基本構成方式として低レベル並列処理方式を提案し,大規模試作システムQA-2を開発してきた.低レベル並列処理方式とは,比較的長い命令の異なるフィールドで多数の演算器(ALU),メモリやバスなどを同時に制御する方式である.VLSI時代を迎えて,個々の応用分野に対して,各種の並列処理方式の有効性と限界を明確にすることが重要な課題となっている.本論文は,3次元色彩図形表示処理に対する低レベル並列処理方式の有効性と限界を実験機QA-2を用いて示したものである.QA-2の実装ALU台数は4台が妥当であり,これ以上ALUを増設しても有意な性能向上が望めないことを示した.また,ALU連鎖演算方式などの逐次処理支援機構,高度な順序制御方式などのシステム性能に及ぼす効果について言及し,単純なステップ数で比較した場合,IBM 37Oの1/5程度に動的ステップ数が減少することなどを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-06-15
著者
-
富田 眞治
京都大学大学院情報学研究科
-
萩原 宏
京都大学工学部情報工学教室
-
富田 眞治
京都大学工学部情報工学教室
-
富田 眞治
京都大学工学部
-
湯浅 真治
トヨタ自動車(株)
-
中田 登志之
日本電気(株)
-
新實 治男
京都大学工学部情報工学科
-
萩原 宏
龍谷大学
-
中田 登志之
日本電気(株)c&c研究所コンピュータ・システム研究部
-
新實 治男
京都産業大学工学部
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