プログラムバグ潜在域の最適化に関する考察
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概要
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システムのガイドに従ってバグを究明する従来のアルゴリズミックデバッギング技術では,手続き型言語には適用できない,検出できるのはバグを含む関数であり,バグを含む文まで限定することはできない,文の記述漏れに関するバグは検出できない等の問題点があった.これに対し,手続き型言語を対象とし,プログラムバグ潜在域Critical Sliceを用いて,文の記述漏れを含むすべての種類のバグを文単位で検出できるバグ究明方式が提案されている.プログラムを実行したとき,ある変数値エラーが発生している場合に,Critical Sliceは値誤りバグ(式の誤りに関するバグ)の存在範囲を示すプログラム内の命令の集合である.本論文では,実行された命令の間の依存関係に着目して,このCritical Sliceのサイズを最適化する技法について提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-08-15
著者
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