Critical Sliceとデバッグへの応用
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概要
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従来のアルゴリズミックデバッギング方式では,手続き型言語には適用できない,バグを含む文まで限定することはできない,文の記述漏れに関するバグは検出できない等の問題点があった.本論文では,手続き型言語を対象とし,Critical Sliceに基づいた決定性のバグ究明方式を提案する.ある変数値エラーに関するCritical Sliceとは,値誤りバグ(式の計算に関するバグ)があると,その変数値エラーを引き起こした可能性のある文の集合であり,Critical Slice以外の文については,いずれの文の値誤りバグも,その変数値エラーの原因とはならないという性質をもつ.このCritical Sliceを分割し,フローデータの値の正誤を判定することにより,文の記述漏れを含む,任意のバグを究明することができることを示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-07-19
著者
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