詰将棋を速く解く2つのプログラムとその評価
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概要
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伊藤と野下がそれぞれ独立に開発した詰将棋プログラムItoとT2は17手以下の短篇の問題で人間のエキスパートよりかなり速く解く.ほかのプログラムとは比較にならないほど速い.これまでコンピュータが解けなかった中篇問題や100手を越える長篇問題もかなり解ける.数多くの問題を解いて得た実験データにより両方のプログラムの特徴を明らかにした.T2はしらみつぶし的な縦型探索で,相対的に短い手数の問題に対して正解率が高く,一方Itoは選択的な横型探索で,比較的長い手数の問題も解ける.また余詰を検査するプログラムを作り,実用に使えることを示した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-08-15
著者
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