繰返しショットの統合による段層化アイコンを用いたビデオ・インタフェース(<特集>次世代ヒューマンインタフェース・インタラクション)

概要

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カット検出によって大量に分割された映像に解析処理を施すことで, 映像のまとまりを検出し, 階層化されたアイコンで内容を提示するビデオ・インタフェースを提案する.近年, 動画像のディジタル化により, 多チャンネル・多種類の映像が視聴できる環境が急速に整ってきている.このような状況にあっては, 大量の映像の中から内容を一覧でき、必要な場面にすぐアクセスできるインタフェースが求められている.最近では簡単な動画像処理を応用し, 場面の変わり目ごとに画像を自動的にアイコン(カットアイコン)で表示するインタフェースも開発されてきた.しかし実際の映像では約3秒に1回の割合で場面転換があり, このままではアイコン総数が大量になるために, 逆にアクセス効率を低下させるという問題点があった.実際の映像中では類似した映像が繰り返して登場することが多いという特徴に着目し, まず, 繰返しショットから生成された冗長なカットアイコンを1枚に省略することによって, カットアイコンの表示量を56%削減した.つぎに, 類似ショットが繰り返して登場する始めから終わりまでの区間をまとまりを検出し, 86%削減したカットアイコンでの映像表示を実現した.
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-05-15

繰返しショットの統合による段層化アイコンを用いたビデオ・インタフェース(<特集>次世代ヒューマンインタフェース・インタラクション)

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