統計的手法を用いた様々な背景からの顔領域の抽出
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概要
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様々な背景を持つ映像に含まれる人物の正面顔領域を統計的手法を用いて安定に検出する方法を提案する. 従来, 人物認証のために行われてきた人物の顔領域の検出は, 室内の場合が多く単純な背景でほぼ一定のため, どんな方法を用いても容易である. しかし, 映像では様々な背景を取りうるため, 人物の顔領域を検出する際に背景の一部を誤検出する場合が多い. この問題を解決するために, 顔検出アルゴリズムを設計した後に, そのアルゴリズムで誤検出された疑似顔(顔に似た背景の一部)を真顔(真の顔)と識別する処理を導入する. 収集した疑似顔データを用いて, 真顔と疑似顔とを識別する特徴量を統計的手法を用いて抽出する。正準判別分析と主成分分析の拡張手法であるFKL法を用いて特徴抽出を行い, 2次元の低い識別特徴空間で2次識別関数を用いて98.6%の高い識別率を得た.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-25
著者
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堀 修
東芝研究開発センターマルチメディアラボラトリー
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堀 修
(株)東芝 研究開発センター情報・通信システム研究所
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掘 修
(株)東芝研究開発センター情報・通信システム研究所
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掘 修
(株)東芝 研究開発センター情報・通信システム研究所
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