小児気管支喘息におけるヒスタミン固定能およびセロトニン固定能の研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The authors examined the histaminopexy and the serotoninopexy of nornal and asthmatic children in both the periods of the attacks and intervals. Moreover, we used Histaglobin for treatment and examined the histaminopexy and the serotoninopexy before and after the treatment. The refection limits of histaminopexy of 13 health children were 53.5 ± 26.5%, and we decided the value over 27% to be normal. The rejection limits of serotoninopexy of 23 healthy children were 41.5 ± 27%, and we decided the value over 15% to be normal. The histaminopexy of asthmatic children showed a considerable low in both attacks ant intervals, the average of which was 12% and the value of about half cases was less than 5%. The serotoninopexy of the same cases showed no significant difference from that of health children. However, in the period of attacks, it showed less than 5% in 1/3 cases of them. We investigated the reciprocity of the histaminopexy and serotoninopexy in asthmatic children. No reciprocity was observed, and it showed no difference from the stage of asthma. The authors examined the histaminopexy before and after 3-10 times of Histaglobin treatment and 1-2 months after treatment; no increase of histaminopexy was observed. We also examined the serotoninopexy of the same cases, however, no significant change was observed. On condition that the 10 cases which showed effects of treatment were concerned, the serotoninopexy showed under the normal value in all cases, and the serotoninopexy of immediately after treatment showed no difference from that of before treatment; 8 cases out of 10 showed the normal value 1-2 months after the treatment. And we emphasized that Histaglobin is good for the treatment of bronchial asthma which shows a low value of serotoninopexy.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1968-11-30
著者
-
小林 登
東京大学医学部小児科
-
春名 英彦
東京大学医学部小児科
-
河野 睦明
東京大学医学部小児科
-
高島 宏哉
東京大学医学部小児科
-
早川 浩
東京大学医学部付属病院分院小児科
-
早川 浩
東京大学医学部附属病院分院
-
河野 睦明
東京日立病院小児科
-
小林 登
国立小児病院小児医療研究センター
-
高島 宏哉
臨床アレルギー研究所
-
早川 浩
東京大学医学部:東京大学医学部附属病院分院小児科
関連論文
- V. 17) 2 年以上生存の小児横紋筋肉腫の 4 症例(V. 小児横紋筋肉腫の長期生存例)(小児の軟部腫瘍)
- 持続性エピネフリン製剤(Sus-Phrine)の臨床的効果検討成績(持続性エピネフリン(サスフリン)研究会)
- 31.ステロイド療法無効で心不全を来し,放射線療法が著効を奏した海綿状血管腫の新生児例(第26回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 運動後に急性腎不全を呈した遺伝性腎性低尿酸血症の一男児例
- (120) 抗原刺激によるリンパ球の幼若化(免疫細胞)
- 229 非アトピー性難治性気管支喘息の1女児例 : 好酸球性炎症の関与とステロイド吸入の効果
- 川崎病を重症別に層別化した場合の免疫グロブリン製剤の効果の検討
- 疫痢の過去と現在--細菌毒素と急性脳症
- わが国の原発性免疫不全症候群症例登録に選択的IgA欠損症として登録された小児の症例について
- 256 わが国の原発性免疫不全症候群症例登録にみられた選択的IgA欠損症について
- 137 小児気管支喘息患者におけるHLAの検討
- 気管支喘息患児におけるTheophylline及びその代謝物血中濃度測定の意義
- わが国におけるAtaxia-Telangiectasiaの登録症例について
- 370.小児アレルギー疾患患児における血中胸腺ホルモン活性の測定(免疫調節(V))
- わが国におけるWiskott-Aldrich症候群の登録症例について
- 122.わが国の原発性免疫不全症候群症例登録にみられたWiskott-Aldrich症候群について(免疫不全)
- 63.trans-4-guanidinomethyl-cyclohexanecarboxylic acid p-tert-butylphenyl ester hydrochloride(NCO-650)のAscaris実験喘息犬における抗喘息効果(抗アレルギー剤)
- わが国における重症複合免疫不全症(Severe combined immunodeficiency)の登録症例について
- 5 原発性免疫不全症候群登録にみる高IgE血症(Hyper IgE症候群)
- 気管支喘息患児におけるTheophylline体内動態 : 外来において実施可能な簡単なモニタリング計画およびその適用
- 296 わが国の原発性免疫不全症候群登録症例にみられたアレルギー疾患について(免疫不全症候群)
- わが国における原発性免疫不全症候群の調査成績
- 94.小児気管支喘息における重症度判定基準に対する計量化の試み(喘息-病態生理 I)
- 原発性免疫不全症の分類とその基準をめぐって (IMMUNOGLOBULIN--その最新の知識)
- 免疫不全症候群 (わが国の難病と疫学)
- 発熱,発疹などの急性症状に続いて,冠状動脈の血栓性動脈尖による心筋硬塞を来した1乳児例 : 第66回日本循環器学会関東甲信越地方会
- 293 テオフィリン血中濃度迅速測定キットの有用性と問題点
- 1. 原発性免疫不全症候群とアトピー性疾患 (1 易感染性とアトピー性疾患)
- 145.リンパ球幼若化現象に対するサルコイドーシス患者血清の抑制効果について(リンパ球, マクロファージ, 抗体産生細胞, 細胞性免疫)
- (119) 淋巴球の少量培養とその観察法(免疫細胞)
- 4)小児気管支喘息におけるヒスタミン固定能とセロトニン固定能の研究(I-2 非特異的変調療法)
- 335 東京都文京区におけるアレルギー健康診査について : 第IV報
- V-3-b) 転移例の化学療法(V-3) 化学療法, V. 臨床)(奇形腫を中心として)
- 気管支喘息におけるMRSA気管支肺炎にアルベカシン吸入療法が効果を示した症例
- Dent病におけるクロライドチャンネルCLCN5遺伝子の異常 : 尿路結石 : 遺伝子から治療まで
- 第24回 日本臨床免疫学会
- 原発性免疫不全症候群の種類 (特集:原発性免疫不全症)
- 特発性尿細管性蛋白尿症におけるCLCN5遺伝子の異常
- わが国の原発性免疫不全症候群の症例登録
- 先天性免疫不全 (成人になった小児の疾患)
- 現代社会と子供のアレルギ-疾患 (学齢期の子供と現代社会)
- 尿閉で発症した慢性特発性偽性腸閉塞症の膀胱機能 : 第53回東部総会
- 3.小児の高カロリー輸液長期施行時の問題点について(第17回日本小児外科代謝研究会)
- 105 全国保母会により実施された保育園園児におけるアレルギー疾患の実態調査結果について
- 乳児栄養法とアレルギ- (周産期の免疫・アレルギ-の知識)
- わが国における免疫不全症の現況 (免疫不全)
- 免疫グロブリン療法の現状と問題点
- 原発性免疫不全症候群 (本邦臨床統計集--診療に必須の情報・数値--膠原病・免疫異常)
- 気管支喘息児の通学に関するアンケ-ト調査
- 静注用免疫グロブリン製剤 (小児科診療に必要な新しい知識100) -- (新しい薬)
- 320.喘息症状を主訴とする患者における真菌類アレルゲンに対する皮内反応の検討(第3回小児アレルギー研究会)
- 12. 気管支喘息における血清α_2-Macroglobulin値について(免疫血清化(II))
- 12.気管支喘息における血清α_2-Macroglobulin値について(免疫血清(II))
- 35.小児気管支喘息患者の血清Globulin値(免疫血清III)
- Down症候群の免疫異常に関する研究第一報
- 5.iii)Down症の免疫について(I 先天性免疫不全の諸問題)
- 免疫不全に関連したその他の症候群--EMG症候群と免疫不全 (先天性代謝病・免疫病ハンドブック) -- (免疫の先天性異常(原発性免疫不全症候群))
- 免疫不全に関連したその他の症候群--免疫消耗症 (先天性代謝病・免疫病ハンドブック) -- (免疫の先天性異常(原発性免疫不全症候群))
- 免疫のはたらきの悪い病気 (免疫と病気)
- 外来通院中の気管支喘息患児における水泳訓練実施の実態調査
- 68.人末梢血リンパ球の抗原刺激に対する反応 (第2報)(J. 免疫血清学的研究に関するもの)(第16回日本アレルギー学会総会)
- 免疫不全と私
- 小児期における先天異常と悪性腫瘍 : 先天異常と悪性腫瘍
- 研究会議事録要旨(持続性エピネフリン(サスフリン)研究会)
- 子供と薬
- 胎児・新生児の「動き」から「心と体」の関係を考える : 母子間のエントレインメントも含めて
- 「子ども学」"Child Science"の目指すもの
- 21世紀こそ子どもの世紀にしよう : 小児保健学もパラダイムを変えて
- わが国の小児免疫学の流れを省みて
- 小児癌治療を取り巻く環境に求められるもの
- 成育医療の中の思春期医療
- 祝辞「創立30周年をお祝いして」
- 胎児・新生児の免疫反応 (免疫反応からみた産婦人科の感染症)
- 二重盲検法によるDisodium Cromoglicateの小児気管支喘息に対する効果の検討特に症状その他の点数化による評価の試み
- 6.Sus-Phrine による小児喘息治療の経験(持続性エピネフリン(サスフリン)研究会)
- 314.Intractable Asthma の臨床統計学的検討(第3回小児アレルギー研究会)
- (35) 小児気管支喘息患者の血清免疫グロブリン値(免疫血液〔III〕)
- 小児気管支喘息におけるヒスタミン固定能およびセロトニン固定能の研究
- 189.気管支喘息患者の肺活量に及ぼす自律神経毒の影響(第2回 小児アレルギー研究会)
- 14. 喘息患者におけると扁桃と咽頭菌叢について.(II喘息)(第16回日本アレルギー学会総会)
- 3) 培養人末梢血リンパ球の抗原刺激に対する反応(速報)(日本小児科学会 小児アレルギー研究会 第1回 総会記録)
- 2.免疫細胞(第4回 小児アレルギー研究会 パネルディスカッション III 小児の免疫反応因子の研究の最近の進歩)
- 186)ヒト末梢血リンパ球の抗原刺激に対する反応 第3報
- 免疫細胞としての小リンパ球 : 特に抗原刺戟によるその Blastogenesis について
- 4. 免疫不全と発癌 : 発がんの遺伝要因
- 小児悪性腫瘍患児にみられる奇形のパターン
- 先天異常症候群の臨床的意義
- 高津忠夫先生を偲んで
- 序言 : 先天異常と悪性腫瘍
- 第三群のまとめ
- 小児科から皮膚科へ
- 周産期における末梢血リンパ球のSubpopulation
- 培養ヒト末梢血リンパ球の変形現象について : 第2編.抗原物質に対する反応及び同種白血球混合培養における反応について.
- 培養ヒト末梢血リンパ球の変形現象について : 第1編.Phytohaemagglutinin に対する反応について
- Chemical mediatorによる気道収縮に及ぼす迷走神経の影響
- わが国における小児伴性無ガンマグロブリン血症(infantile X-linked agammaglobulinemia)の登録症例について
- タイトル無し
- MorphineおよびPhenobarbital依存と赤血球膜浸透圧抵抗について
- タイトル無し
- タイトル無し