リハビリテーションサービスを中心とした高齢者デイサービスにおけるアプローチの方向性 : 利用者に対する面接調査から

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概要

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本研究は,リハビリテーションサービスを中心としたデイサービスにおけるアプローチの方向性を検討する目的で,利用者のニーズ,要望に関して7名のデイサービス利用者を対象とした面接調査を実施し,現行プログラムの問題点を分析した。その結果,(1)レクリエーションを楽しんでいる利用者もいたが,一部の利用者はレクリエーションを幼稚に感じ,参加に抵抗感を抱いていることがわかった。また,(2)自らの意志が反映されたプログラムに沿って,自分のペースでリハビリテーションを行うことを望んでいる利用者がいることが示された。以上より,個別性・選択性に配慮した柔軟な対応が必要であると思われた。短期的計画としては,プログラム内容,構成上の工夫,スタッフの配置,声かけの方法を工夫するなどの方法が考えられた。長期的には,現行のサービスの改変を重ねていく方向性の他,エンパワメントに基づいた環境作りを目指すなどの方向性が考えられた。
2002-09-25

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