養護学校の授業と教師の役割
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概要
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教科や領域の研究と子どもの実態の把握と教師の力量形成があいまって授業が成立する。その包括的力量と子どものニーズに応じて授業形態も変化してくる。養護学校においては特に,授業形態は,子どもの志向・動きにあわせることを配慮するため,きわめて柔軟なとり運び方が要求される。そのような事情の下にあって、学習指導案を作成して授業研究を行うことは,その時点での教師としての力量の最先端を表現することになる。今までの日常的授業にひとつの節目を作ることができ,将来の授業への足場を固めることができるものとして学習指導案を位置づけた。その上で,養護学校の学習指導案の基本的なあり方,望ましい学習指導案が備えるべき要件,についての考察を行った。さらに,単に授業体験や授業経験を集積するだけではなくて,新しい飛躍へ導くために,それらの総括と反省的考察をする必要がある。それを可能にするための研究授業への準備と実施とその後の批判的検討のあり方についての考察を加えた。養護学校の研究授業への取り組み方として,事例研究の集積による授業のノウハウの体系化をはかることに注目した。Wenn Wir den Unterricht aus dem sonderpadagogischem Gesichtpunkt betrachten,dann gibt es viel Aufgabe zu denken.Mit Rucksicht auf Qualitat und Quantitat der Unterrichtsstoffe,didaktische Inhalte und methodisches Vorgehen ist der Lehrplan entwickelt worden.Und Differenzierung des Unterrichts wird notwendig.Fur gute Realisierung von Unterricht in der Schule fur lernbehinderte Kinder lassen sich folgende Gesichtpunkte aufstellen.
- 大阪教育大学の論文
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