神経芽腫 IV-S 症例の遺伝学的背景 : Knudson 理論の検証
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概要
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Genetic background of neuroblastoma IV-S was studied, based upon the data on 380 cases of neuroblastomata, collected from 11 main facilities in Japan. Among 380 cases collected, 16 belonged to the group neuroblastoma IV-S. All the IV-S cases had the onset before 12 months. This is remarkably earlier than any other stages of this disease. There was no case with multiple origin of the tumor in this collected series of IV-S. But one case of IV-S with bilateral adrenal origin was experienced in the Pediatric Surgical Department of Tsukuba University, and moreover there were some reports on multiple origin in the literature. The familial occurrence rate of neuroblastoma IV-S was 1/16 (6.3%), while that of other stages were 1/364 (0.3%). The young onset and multiplicity, which were demonstrated as two important characteristics of familial tumor by Knudson, were well proven in the neuroblastoma IV-S in this study.
- 日本小児外科学会の論文
著者
-
渡辺 至
NTT東北病院外科
-
高橋 英世
千葉大学小児外科:(現)千葉労災病院
-
田口 信行
国立小児病院血液科
-
岡部 郁夫
日本大学第1外科
-
土田 嘉昭
東京大学小児外科
-
絹巻 宏
藤枝市立志た病院小児科
-
牟田 博夫
長崎大学第一外科
-
牟田 博夫
厚生省がん研究神経芽腫研究班
-
沢田 淳
京都府立医科大学小児科
-
渡辺 至
東北大学第2外科
-
伊勢 泰
国立がんセンター小児科
-
澤口 重徳
筑波大学小児外科
-
角田 昭夫
神奈川こども医療センター
-
植田 隆
大阪市立小児保健センター外科
-
植田 隆
関小児病院
-
山崎 洋次
筑波大学小児外科
-
菅沼 靖
筑波大学小児外科
-
絹巻 宏
東京大学小児科
-
角岡 秀彦
名古屋市立大学第2外科
-
田口 信行
日本小児科学会血液腫瘍委員会
-
田口 信行
国立小児病院
-
沢田 淳
京都府立医科大学
-
高橋 英世
千葉大学小児外科
-
植田 隆
大阪市立小児保健センター
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