小学校家庭科 : 「献立作成と調理実習」の授業実践 : 自分の生活をつくり出す子どもを育てるために (<特集>教育実践)
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概要
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[はじめに] : 家庭科の学習内容は、子どもたちが生活の中で何気なく過ごしている事象が多い。子どもたちがその中から課題を見つけ、それを自力で解決し、よりよい家庭生活をつくっていこうとする力を身につけることこそ家庭科教育の目標である。そして、このような力が培われるところに、生活の創意工夫しようとする能力や態度が育つと考える。 したがって、この能力や態度を身につけるためには、衣・食・住などに関する実践的・体験的な活動の中で、今の生活を見つめた上で、未来の自分の生活のイメージを描いていく力を大切にしたいと考える。そこでは、子どもたちの心の中に、自らが営んでいくこれからの生活や夢や願いを広がらせ、それらの「思い」が、新たに自分らしい生活をつくり出していくエネルギーとなることにつながらせたい。 本研究は、家庭生活への興味、関心が高まり、生活が見えてくる楽しさを感じることが出来、自分の生活をつくり出すことが出来る子どもを育てることを目的に、一人一人の生活実践への見通しを持ち、個々の創意工夫が生かせる活動として、献立作成と調理実習の授業を行った。その授業の過程で、子どもたちがこれまでの生活経験と学習によって、身につけた知識や技能を駆使して生活事象にかかわり、自分のよさを発揮して、新たな自分らしい生活をつくり出していこうとしている姿を報告する。
著者
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