脳卒中患者の下肢電気刺激による皮質覚醒応答と機能的利得との関連
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概要
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大脳半球に限局した病変を有する脳卒中患者61名について,下肢への皮膚電気刺激(CES)で生じる脳波賦活の有無と機能的利得との関連を検討した.粗大運動機能の一定期間における改善度は,脳波賦活を認めない者に比べ認める者でより大きく,脳卒中患者における皮質覚醒応答と機能的利得との関連が示された.脳波賦活を認める春では歩行回復予測曲線の回帰が成り立つ例が多く,これらの者は予測可能な回復過程をたどると推測された.最大歩行速度の改善と脳波賦活の有無は初期歩行速度が低値の場合に猪接に関連し,両者の間に初期値に依存した関係を認めた.CESによる脳波賦活の有無は,脳卒中患者の機能的利得を予測するのに有用である.
- 1990-07-18
著者
-
関 和則
東北大学医学部肢体不自由学
-
中村 隆一
東北大学医学部附属リハビリテーション医学研究施設 障害学部門
-
中村 隆一
東北大学リハビリテーション医学研究施設
-
関 和則
東北大リハ医研
-
中村 隆一
東北大学医学部付属リハビリテーション医学研究施設
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