首都圏近郊都市住民が共存を望む野生哺乳類とその要因
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概要
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We conducted a mail-questionnaire survey on people's attitudes to 20 species of wild mammals among residents in the five satellite cities of Tokyo Metropolitan area in 1995 : Okutama, Hinode, and Naruse of Tokyo Metropolitan, Mikajima of Saitama prefecture, and Chosei of Chiba prefecture, all of which lie 30-70 km from the center of Tokyo. Two sets of the inquiry sheet were sent to each household. The highest number of species, around six, were favored by the residents in forested areas, Okutama and Hinode, followed by the inhabitants of the suburb of Naruse, and the lowest, around four, by the rustics Mikajima and Chosei with abundant farmland. In all of the areas, small mammals such as squirrel and hare tended to be favored, while the animals such as wolf, bear, and hedgehog, were not. This trend may be influenced by emotional images of the animals rather than rational factors based on biology : animals imaged as tiny, friendly, and harmless tended to be favored, while those thought as large, strange, scary, and dangerous tended to be disliked, irrespective of the realities. Residents inhabiting forested areas tended to favor the animals, perhaps because they see these animals more often.
- 野生生物保護学会の論文
- 2002-03-29
著者
-
福江 佑子
ワイルドライフコミュニティ
-
丸山 直樹
東京農工大学
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福江 佑子
Npo法人ピッキオ
-
福江 佑子
東京農工大学農学部野生動物保護学研究室
-
神崎 伸夫
東京農工大学農学部地域生態システム学科野生動物保護学研究室
-
福江 佑子
(株)ピッキオ
-
金子 弥生
国土交通省国土技術政策総合研究所環境研究部緑化生態研究室
-
佐伯 緑
オックスフォード大学動物学部野生動物保護ユニット
-
金子 弥生
東京農工大学農学部
-
神崎 伸夫
東京農工大学
-
神崎 伸夫
東京農工大学農学部地域生態システム学科
-
丸山 直樹
農工大・農
-
丸山 直樹
東京農工大学農学部
-
佐伯 緑
国土交通省国土技術政策総合研究所緑化生態研究室
-
金子 弥生
ヤマザキ動物看護短期大学動物看護学科
-
金子 弥生
Wildlife Conservation Research Unit Department Of Zoology University Of Oxford
-
金子 弥生
国土交通省国土技術政策総合研究所 環境部緑化生態研究室 科学技術振興事業団
-
丸山 直樹
東京農工大学農学部地域生態システム学科
-
神崎 伸夫
東京農工大学農学部生態系計画学講座
-
金子 弥生
東京農工大学大学院農学研究院野生動物保護学研究室
-
福江 佑子
あーすわーむ
-
神崎 伸夫
東京農工大学農学部地域生態システム学科生態系計画学講座野生動物保護学研究室
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