ジゴキシゲニンを利用した RAPD 法 (DIG-RAPD) によるスイートピー (Lathyrus odoratus L.) の類縁関係
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概要
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15品種のスイートピー(Lathyrus odoratus L.)を用いて, PCR産物をジゴキシゲニン(DIG)で標識するRAPD法(DIG-RAPD法)やPCR産物をアクリルアミドゲルで分離した後にエチジウムブロマイド(EtBr)で染色する方法(AE-RAPD法)の感度の比較を行った.その結果, DIG-RAPD法は, アガロースゲル電気泳動を用いる従来のRAPD法の約2倍の検出感度であり, AE-RAPD法の約1.7倍の検出感度を有することが明らかとなった.一方, 多型を示すPCR産物の検出効率は, いずれのRAPD法を用いても約20%弱と同程度であった.従って, DIG-RAPD法を用いることにより, 少数のプライマーで多数のPCR産物を分析することが可能となり, 従来の方法に比べ, 多様性の少ない作物においても効率良くRAPDマーカーを得ることできることが明らかとなった.
- 2002-09-15
著者
-
田中 宥司
農業生物資源研
-
田部井 豊
生物研
-
田中 宥司
中央農研
-
田中 宥司
カゴメ(株)総合研究所
-
田中 宥司
農水省生物研
-
花田 裕美
和歌山県農林水産総合技術センター暖地園芸センター
-
萱野 暁明
独立行政法人農業生物資源研究所
-
田中 宥司
独立行政法人農業生物資源研究所
-
田部井 豊
独立行政法人農業生物資源研究所
-
萱野 暁明
生物研
-
田中 宥司
農林水産省農業生物資源研究所
-
花田 裕美
和歌山県農林水産総合技術センター・暖地園芸センター
-
萱野 暁明
独立行政法人農業生物資源研究所植物生命科学研究所新生物資源創出研究グループ・新作物素材開発研究チーム
-
田中 宥司
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センター北陸地域基盤研究部
-
花田 裕美
和歌山県農林水産総技セ 暖地園芸セ
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