除草剤セトキシジムのサトウダイコンにおける運命
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概要
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除草剤セトキシジムのサトウダイコンにおける挙動を[4-^<14>C]標識セトキシジムの葉面処理実験により研究した.処理葉中の^<14>Cはしだいに減少し, 7日後に処理量の37%となり, 主に非処理葉に移行し, 根には少なかった.移行した^<14>C量は, 3日後に最大となり, それぞれ, 15.9, 4.2%であった.非処理葉, 根におけるセトキシジム換算濃度は, それぞれ, 9.7 ppm(処理後3日), 15.4 ppm(同1日)の最大値となった後減少し, 90日後には, ともに0.02 ppm以下となった.サトウダイコン中で, セトキシジムは速やかに代謝され, スルホキシド, スルホン, それらのオキサゾール体, 脱エトキシ体になり, さらに, 抱合体となった.
- 日本農薬学会の論文
- 1988-05-20
著者
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石原 莞爾
日本曹達(株)小田原研究所
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添田 吉則
Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
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石原 莞爾
Environmental Toxicology Laboratory, Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
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塩谷 廣範
Environmental Toxicology Laboratory, Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
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添田 吉則
Environmental Toxicology Laboratory, Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
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小野 成男
Environmental Toxicology Laboratory, Odawara Research Center, Nippon Soda Co., Ltd.
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塩谷 廣範
Environmental Toxicology Laboratory Odawara Research Center Nippon Soda Co. Ltd.
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小野 成男
Environmental Toxicology Laboratory Odawara Research Center Nippon Soda Co. Ltd.
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添田 吉則
Odawara Research Center Nippon Soda Co. Ltd.
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