MCPBE, シメトリン, メトキシフェノンの還元的湛水土壌における消長
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概要
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MCPBE, シメトリン, メトキシフェノンの還元的湛水土壌での消長を通常の湛水土壌中のそれと比較した.MCPBEの推定半減期はいずれの土壌条件でも1日以内で, 速やかにMCPBAが生成した.MCPAは通常の湛水条件で生成したが還元的条件ではまったく生成しなかった.シメトリンの推定半減期は約37〜63日の間にあり, 土壌条件による差はほとんど認められなかった.メトキシフェノンは各土壌条件で速やかに分解され, メトキシフェノン-OHが主分解生成物であった.これら3薬剤の還元的湛水土壌における分解は通常の湛水土壌中と大差なく推移し, 還元土壌で長期間残留することもないことから, 土壌が強還元性となっても現時点では通常の湛水土壌に比較しイネに対する危険性が増強されることはないと考察した.
- 日本農薬学会の論文
- 1981-05-10
著者
-
藤井 保男
日本化薬(株)アグロ研
-
藤井 保男
日本化薬株式会社
-
浅香 四郎
Fine Chemicals Group, Agrochemicals Division, Ageo Research Laboratory, Nippon Kayaku Co., Ltd.
-
伊沢 岳男
日本化薬(株)農薬事業部上尾研究所
-
浅香 四郎
日本化薬(株)農薬事業部上尾研究所
-
浅香 四郎
Fine Chemicals Group Agrochemicals Division Ageo Research Laboratory Nippon Kayaku Co. Ltd.
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