再帰アルゴリズムの認知構造と教育方略
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概要
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本研究の目的は,再帰アルゴリズムの理解を困難している原因を調査分析で明らかにし,それらに対する教育方略を考えることである.調査方法はプログラム言語で表した再帰アルゴリズムを被験者に提示し,それから予想される実行結果を調べる方法をとった.その結果,再帰アルゴリズムの理解を困難にしている原因は,必ずしも被験者の再帰概念そのものの理解が不十分であることによるのではなく,プログラム言語に組み込まれている機能,すなわちスタック概念に対する意識とその適用が不十分であることが分かった.またこのような被験者に再帰アルゴリズムを学習させるにはスタック状態図と状態推移図を用いるのが有効であることが分かった.
- 日本高専学会の論文
- 1998-07-31
著者
-
臼田 昭司
大阪府立工業高等専門学校
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葭谷 安正
大阪府立工業高等専門学校総合工学システム学科
-
葭谷 安正
大阪府立工業高等専門学校
-
葭谷 安正
大阪府立工業高等専門学校システム制御工学科
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臼田 昭司
メカトロニクスコース
-
東野 勝治
平安女学院短期大学教育研究所
-
東野 勝治
平安女学院大学
-
東野 勝治
平安女学院短期大学附属教育研究所
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