アクリジン化合物の変異原性と化学構造 : スポット法とプレインキュベーション法による変異活性の比較
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概要
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アクリジン化合物の変異原性と化学構造の関係について細菌と酵母を用いて検討した. 用いた15種の誘導体のうち, ほとんどの化合物がサルモネラ菌にフレームシフトタイプの変異を起こした. 特に9位にアミン基を持つ化合物は活性が高く, 10位のメチル基は活性を強める作用を示した. 一方酵母ミトコンドリアに対する変異活性の誘起には, 3位, 6位のアミノ基, 10位のメチル基が必要であり, 細菌の場合と異なった結果が示された. また簡便法として行われるスポット法では変異活性を検出できない場合もあることが明らかになった.(1984年5月7日 受付)
- 産業医科大学学会の論文
- 1984-09-01
著者
-
水口 康雄
千葉県衛生研究所
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福長 将仁
福山大学薬学部
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水口 康雄
産業医科大学微生物学教室
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染谷 孝
産業医科大学医療技術短期大学微生物学教室
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染谷 孝
産業医大医療短大
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福長 将仁
産業医科大学医療技術短期大学微生物学教室
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染谷 孝
産業医科大学医療技術短期大学微生物学
-
茅原 四郎
産業医科大学医療技術短期大学微生物学教室
-
後藤 智恵
産業医科大学医療技術短期大学微生物学教室
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染谷 孝
産業医科大学医療技術短期大学微生物
-
茅原 四郎
産業医科大学医療技術短期大学微生物
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