産業医科大学の構内および周辺地域の植生概観, および構内の環境保全について
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概要
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1)医生ケ丘をふくむ北九州市西部は, 全域が照葉樹林域にある. 残存林分の調査によって, 沿岸地帯-内陸の原植生が推定され, 医生ケ丘一帯はスダシイ-ミミズバイ群集域であることが明らかとなった. 2)現存植生の二次林は, シイーカシ萌芽林とカラスザンショウ群落が優勢である. 医生ケ作の二次林では, コナラが優占し, ハゼノキ・ノグルミが常に出現する. 向陽地では林床にウラジロまたはコシダが優占している. 3)湿地にはガマ・ヒメガマ・イグサが優占する. 4)医生ケ丘で種子植物131種, シダ植物8種を記録した. 5)大学構内の緑化について, 植生学の立場から付言し, 特に残存林および西北部の湿原群落の保存の重要性を指摘した.
- 1981-12-01
著者
-
八巻 敏雄
産業医科大学生物学教室
-
北沢 右三
産業医科大学生物学教室
-
伊藤 秀三
長崎大学教養部生物学教室
-
神野 展光
福岡教育大学生物学教室
-
北澤 右三
資源研
-
北沢 右三
九州産業大
-
伊藤 秀三
長崎大学教養部
-
八巻 敏雄
産業医科大学 生物学教室
-
伊藤 秀三
長埼大学教養部
-
北沢 右三
都立大・理・生
-
北沢 右三
産業医科大学医療技術短期大学生物学教室
-
北沢 右三
東京都立大学理学部
-
北沢 右三
都立大
-
八巻 敏雄
産業医科大学
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