障害児のためのサポートブック支援教室の試み
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概要
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障害児のためのサポートブックを作成し,地域生活において使用することをねらいとした親支援教室を試みた。その作成過程,作成後の使用状況,作成し使用したサポートブックに対する対象者,支援者の評価を検討した。対象者は自閉性障害のある子どもの母親7名,支援者は対象者からサポートブックの提示を受けた計13名であった。サポートブックを作成する教室は,月2回程度,計7回にわたり実施し,1回の教室は2時間半程度であった。学校やディケア等で,子どもを理解して関わる上で役立ったという前向きの評価を得ることができた。サポートブックを活用するには,子どもの地域活動への参加の充実度,サポートブックの目的性,提供できる情報の有用性等が検討すべき点とされた。
著者
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