体験区画を併設した市民農園の実態と効果 : 岐阜市の市民農園を事例として
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概要
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岐阜市の事例をもとに, 体験区画を併設した市民農園の実態を明らかにするとともに, 利用者面と財政面から併設の効果と課題を検証することを目的とした。分析の結果, 利用者面からは一般区画と体験区画では, 利用者の属性, 利用目的に顕著な相違が見られた。利用圏も体験区画で拡大する傾向が見られた。一般区画で得られる以上の広範な利用者の確保に繋がっていることが明らかとなった。一方, 財政面から見れば, 体験区画の設置によっていくらかの収入の増加に貢献したが, 人件費の支出が大きいことが問題点と考えられた。今後は人件費を削減する工夫と体験区画の利用者を増加させる対応が必要であることを指摘した。
- 農村計画学会の論文
- 2001-12-07
著者
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