親水公園の利用行動と利用者意識
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概要
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農業用水を活用した水と緑のオープンスペースとして,水に触れられる,近づけるといった親水機能を持った公園が整備されている。本論では,農業用ため池を活用したほぼ同様規模の2つの親水公園を対象にして,利用行動と利用者の公園に対する意識を明らかにした。利用行動はVTRを用いて追跡し,利用者意識はアンケート調査によって把握した。得られた結果は以下の通りである。1)公園の立地条件,園内施設の相違によって,利用者や利用形態が大きく異なっている。2)公園の施設配置が利用者の移動距離や滞在時間など利用行動を規制している。3)施設への接近性や親水機能が低い場合,親水路や水車などの人工的な親水施設はほとんど利用されていない。4)公園に対する利用者の評価は相対的に高いが,施設の配置や維持管理に対して不満が多い。5)公園の立地条件や利用行動を想定した施設の配置が求められる。
- 岐阜大学の論文
- 1996-11-28
著者
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