第5次南極地域観測隊地磁気部門報告
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概要
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昭和基地における地磁気永年変化は,この3年間に約⊿H=-60^γ,⊿Z=+340^γ,⊿D=-37'であることが知られた.なおここで注意すべきは,変化の割合が,1960年は前年よりかなり小さくなっているように見えることである.また,直視磁力計によって得られた昭和基地のK指数に,南極地域の他の7基地のK指数を加え,その平均値をK_pと比較した結果,先の論文に述べた結論,即ち1)小擾乱は昼間の極域に多く,大擾乱は夜の極域に多いこと,及び,2)昼間の小擾乱は夜の極域が極めて静穏なときにも現われていること,が再確認された.
- 国立極地研究所の論文
著者
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小口 高
東京大学理学部地球物理研究施設
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小口 高
東京大学理学部附属地球物理研究施設
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永田 武
東京大学理学部地球物理学教室
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村石 幸彦
日本航空電子工業
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永田 武
国立極地研究所
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村石 幸彦
日本航空電子工業:第4次南極地域観測隊越冬隊
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