サイバネーション療法の実際 : TEGを用いての治療効果の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Cybernation Therapy, founded by Hitoshi Ishikawa, is a wholistic approach to psychosomatic medicine that promotes a gradual shift from regulation by the therapist to self-regulation by patients themselves. Cybernation Therapy is based on five principles adopted from Wiener's Cybernetics and Bertalanffy's general system theory. They are ; 1. The black box principle, 2. The feedback principle, 3. The open and closed system principle, 4. The information and energy principle, and 5. The symbol and signal principle. We have conducted Cybernation Therapy groups experimenting with Yoga, body work and Gestalt Therapy. In the groups many patients were cured. We think Cybernation Thcrapy is effective, but it is very difiicult to measure results objectively. We compared Egograms (TEG) taken before participation in the groups with ones after participation. Among the seventeen patients studied, six improved substantially enough to be considered cured, another six showed marked improvement, and in five patients there was no apparent change. In fourteen patients the points of CP became lower, even though the symptoms did not change. This means that simply by participating in the group the patients became more relaxed and free from rigid self-expectations. The points of FC of nine patients were higher than before receiving treatment. Among this group, five finished up with satisfactory outcomes and three improved. The points of AC of ten patients who showed self-growth and self-support became lower. As for the TEG of the patients who were getting well and maturing, Iow points of FC became high, and high ponts of AC became low. From these results, we can conclude that symptoms are symbols of the suppressed feelings and sensations of the body. In the Cybernation groups, patients become aware of their experience of bodily sensations as well as their emotions. In addition, they learned to focus on what they want. This indicates a focus on the ego state of FC. So we think focusing on FC is related to healing and maturing.
- 日本心身医学会の論文
- 1993-08-01
著者
関連論文
- I C-4 摂食障害の一般開放病棟における入院治療の限界について(摂食障害I)
- α波フィードバック光駆動装置がもたらす心理学的および生理学的効果 : 自律訓練法との比較による検討
- II-F-19 α波フィードバック光駆動装置による精神生理学的及び心理学的効果の検討(治療・フィードバック)
- 血圧バイオフィードバック療法による本態性高血圧症に対する降圧効果について
- IE-18 新版TEGの臨床的妥当性の検討(評価尺度)
- ID-1 演題「摂食障害患者のQT間隔とQT dispersion」(摂食障害(III))
- IIH-23 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究(治療III)
- C-11-22 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究 : 身体的指標の客観的評価(内分泌, 代謝)
- C-11-21 糖尿病患者に対する気功指導の効果に関する研究 : 心理的指標の客観的評価(内分泌, 代謝)
- 東大式エゴグラム(TEG)第2版の臨床的応用 : TEGパターン分析および多変量解析を用いた健常者群と患者群の比較
- 心身医学に行動科学的治療研究を導入する意義(心身医学における新しい方法論としての行動学)(第36回日本心身医学会総会)
- 12.東大式エゴグラム(TEG)第2版の臨床的応用 : 健常者群と患者群のTEGパターンの比較(第72回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 東大式エゴグラム(TEG)第2版の臨床的有用性の検討 : 他の心理テストとの関連
- 心理社会的要因が非インスリン依存型糖尿病に及ぼす影響(その2) : 6ヵ月後のフォローアップデータを用いた研究
- IIE-23 東大式エゴグラム(TEG)第2版を用いた疾患による人格特徴の比較 : 身体的病態に影響する心理的諸因子と身体表現性障害について(心理テスト)
- IID-20 東大心療内科におけるコンサルテーション活動(第4報)(コンサルテーションI)
- IC-11 摂食障害患者における病態診断のための半構造化面接の試み(第2報)(摂食障害III)
- 心身医学的教育に現状と展望(心身医学的教育のあり方)
- 17. 自己脳波フィードバック光駆動療法により軽快した抑うつ神経症の1例(第69回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 17. α波光フィードバックと音楽療法の併用効果について(第67回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 5.チーム医療としての小児科院内学級の機能 : 第二報 : 症例検討(第98回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 4.チーム医療としての小児科院内学級の機能 : 第1報 : 現在の取り組みについて(第98回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 新しい気分調査票の開発とその信頼性・妥当性の検討
- II-F-6 Anorexia Nervosaの体重増加にともなうロールシャッハ・テストの変化の考察(摂食障害・テスト)
- 摂食障害に関連する青年期男女の認知反応傾向の検討
- IF-2 糖尿病患者のmoodに影響を与える身体的, 心理社会的因子の検討(糖尿病)
- IID-2 新版TEG(仮称)開発の経緯(心理テストIII)
- IF-5 摂食障害患者におけるエゴグラムおよびストレスコーピングの評価(ストレス・対処行動)
- ロールシャッハ・テストによる摂食障害患者の臨床像の特徴についての考察
- C-11-19 バセドウ病の経過に与える影響の心身医学的評価(内分泌, 代謝)
- 196. 携帯用RI心機能モニター(VEST)による心理的ストレス負荷が心機能に及ぼす影響の評価(循環器II パニック)
- 阪神・淡路大震災における心身医学的諸問題(I) : PTSDの諸症状と心理的ストレス反応を中心として
- 座長のことば(特別プログラムI/先達に聴く : 私の考える心身症と心身医学への期待)
- 心療内科関係
- 心身医学的診察法 : 病歴の取り方,面接の方法など(レクチャーシリーズ第5回)
- 「摂食障害のチーム医療-精神科医療・栄養指導・看護・スポーツクリニックによる"からだづくり"-」, A5, 248頁, 本体2,800円, 1999年, 女子栄養大学出版部
- 面接について
- 213. 摂食障害患者の入院治療に関する考察(第15報) : 行動療法施行後の体重変動(摂食障害III)
- IID-36 心療内科外来における治療構造の設定(教育・治療)
- II-B-6 神経性食思不振症患者の治療初期に導入された芸術療法の意義について(摂食障害・治療I)
- II B-1 立毛筋を収縮させた気功状態の脳波および自律神経系の検討(精神生理・精神薬理)
- 2.α波フィードバック光駆動療法による内分泌学的効果の検討(第66回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 阪神・淡路大震災における心身医学的諸問題(II) : 身体的ストレス反応を中心として
- 心療内科におけるコンサルテーション活動について : 東大心療内科における研究
- II-D-4 東大心療内科におけるコンサルテーション活動(第3報)(リエゾンI)
- 摂食障害における基本的構え (日本交流分析学会中央研修会 シンポジウム 2:基本的構えの臨床)
- 17.体重減少期に分裂病様症状を呈した神経性食欲不振症の1例(第75回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- II E-13 橋出血・橋梗塞後に観察されたパニック発作2例の検討(神経・筋)
- 23. データベースを用いた東大心療内科外来の患者動向の解析(第71回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 3.α波フィードバック光駆動療法により軽快した乗物恐怖の1例(第66回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 18. 血圧バイオフィードバック療法により, 本態性高血圧症が軽快し, 降圧剤の処方が不要となった1例(第69回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 40. 高血圧症に対する血圧バイオフィードバック療法の効果および適応について(バイオ・フィードバック)
- 神経性食欲不振症の入院行動療法 : 退院6ヵ月後における不食型と大食型の体重および社会適応度の比較
- 神経性食欲不振症の認知行動療法 : マニュアルを用いた治療研究について(摂食障害の診断と治療をめぐって)(第34回日本心身医学会総会)
- 5.摂食障害患者の入院治療に関する考察(第12報) : 体重増加を目的の1つとして入院した摂食障害患者の統計的調査(第65回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- IIC-8 摂食障害患者の入院治療に関する考察(第13報) : 体重増加を目的とした行動療法(摂食障害VII)
- PIII-5 神経性食欲不振症の認知行動療法(摂食障害の診断と治療をめぐって)
- 摂食障害における死亡例の検討(摂食障害の病態と治療)(第36回日本心身医学会総会)
- II D-2 バセドウ病の発症にストレスが与える影響の評価-第2報-(内分泌・代謝I)
- IB-11 パセドウ病の発症にライフイベントが与える影響の評価 : 生活健康調査票を用いて(内分泌代謝III)
- II-F-37 温泉を利用した健康づくり保養セミナーの心身医学的意義について(治療・その他)
- 103. 東大式エゴグラム(TEG)第2版の妥当性の検討と臨床への応用(その2)(心理)
- 102. 東大式エゴグラム(TEG)第2版の妥当性の検討と臨床への応用(その1)(心理)
- 心身医学的教育の現状と展望(心身医学的教育のあり方)(第36回日本心身医学会総会)
- トレッドミル運動負荷試験中の呼気ガス分析によるパニック・ディスオーダー患者の運動耐容能の評価
- 72. ロールシャッハ・テストの特徴による摂食障害患者の臨床像の考察(摂食障害II)
- IIG-4 EDI-EZ日本語版の因子分析による項目の検討(第1報) : 健常被験者を対象として(小児思春期・摂食障害)
- II-F-20 α波フィードバック光駆動装置による一治療例(治療・フィードバック)
- あとがき
- Q&A
- 7.入院後過食嘔吐消失とともに両側耳下腺腫脹を認めた過食症の1例(第65回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 心療内科医の専門性について : 摂食障害の症例から
- 57. EDI-91日本語版の因子分析による項目の検討(第二報) : 健常被験者と患者群との比較(摂食障害I)
- 33. 自己脳波フィードバック光駆動装置が脳波に及ぼす影響(2) : 脳波の相互相関による検討(バイオ・フィードバック)
- 32. 自己脳波フィードバック光駆動装置が脳波に及ぼす影響(1) : α波のパワー変化による検討(バイオ・フィードバック)
- 心理社会的要因が糖尿病の血糖コントロールに及ぼす影響 : 数量化I類による多元的な解析による
- IIF-1 心理社会的要因が糖尿病のコントロールに及ぼす影響について : 数量化I類による解析(内分泌・代謝III)
- 摂食障害の認知行動療法 : その利点と問題点(摂食障害に対する治療の最近の進歩)(第37回日本心身医学会総会)
- IIC-3 摂食障害患者における病態診断のための半構造化面接の試み(第1報)(摂食障害VI)
- 重篤な肝機能障害と汎血球減少症を合併した神経性食欲不振症の1例
- 2. 投影同一視をめぐる治療関係 : 神経性食欲不振症の1例から(第71回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- IIF-7 サイバネーション療法の実際(第4報) : 10年を振り返って(心身医学的治療II)
- サイバネーション療法の実際 : TEGを用いての治療効果の検討
- IG-18 東大式エゴグラム(TEG)の改訂(その2) : 相関比較(臨床心理・その他)
- IG-17 東大式エゴグラム(TEG)の改訂(その1) : 項目分析(臨床心理・その他)
- 22. 摂食障害患者の入院治療に関する考察(第16報) : 病前の最大体重と入院時体重の比較(第70回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 7. 重篤な肝機能障害と汎血球減少症を合併した神経性食欲不振症の1例(第69回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 6. 摂食障害患者の入院治療に関する考察(第14報) : 行動療法施行後の体重変動(第69回日本心身医学会関東地方会演題抄録)
- 202. Panic Disorderの臨床研究(第7報) : Panic Disorderの既往のない空間恐怖について(循環器II パニック)
- II-C-30 Panic Disorderの臨床研究(第5報) : 空間恐怖の病像について(パニック障害I)
- 129. サイバネーション療法の実際(第3報) : 芸術療法を取り入れて(治療法I)
- II-F-33 サイバーネーション療法の実際(第2報) : 東洋と西洋の出会い(治療・東洋医学)