成人型アトピー性皮膚炎患者の掻破行動に対するセルフモニタリングについて
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概要
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成人型アトピー性皮膚炎(以下,成人型AD)患者に対し,8週間簡便なセルフモニタリングを実施し(Monitor群,12名),通常の薬物療法のみの患者(Contol郡,19名)と比較することで,,掻破行動の減少,皮膚症状の改善にどのような効果をもっているかを検討した.2群の間に皮膚症状の変化,掻破行動の変化,症状が改善した人数で差はみられなかった.しかし,中等症の患者でMonitor群のほうが改善した人数が多い傾向がみられた.したがって,簡便なセルフモニタリングであっても,今後改善していくことで皮膚科外来患者への治療方法の一つとして使用可能であるといえる.
- 2003-09-01
著者
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