「コラボレーション活動」を活かした情報活用能力の育成 : 問題の発見から地域・社会と連携した学校教育

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究は平成7年度, 8年度の2カ年にわたり, 小学校6年生に対して実践した。初年度は児童各々が持つ問題意識を表出させ, 各自が互いに発表されたテーマに対して共通に興味・関心を持つものが集まり, 班を形成し, 班毎にテーマを選定し共同で各自の得意分野を活かしながら共同研究を展開する「コラボレーション活動」を実践させた。次年度は先に各自が互いの得意分野を勘案しつつ班を形成させ, 「身の回りの算数」という共通大テーマで「第1次方向性」を与えたうえ, 各班が独自に興味・関心のあるテーマを選定し, 各自の得意分野を活かし, 文献調査だけではなく, 実地調査やアンケート調査をおこない, 地域・社会と連携した「コラボレーション活動」をさせた。この2年間の実践から「自ら学ぶ」「自ら調べる」おもしろさを体験させることができた。また, 各児童の持つ「プロデューサー能力」, 「ディレクター能力」の育成の必要性を明らかにした。
日本教育情報学会の論文
1997-08-08

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク