情報科教育法のあり方の考察 : 「教員免許」・免許「講習」からの新しい実践と研究

概要

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著者は, 30年来コンピュータを活用した教育や, 情報教育に関わってきた.そして, 多くの実践をおこない, 実践に根ざす理論を構築し, 現在の総合的な学習の時間における例示テーマ「情報」や新教科「情報」の内容など, 教育課程へも提案をおこなってきた.しかし, 1994年頃から現職教員への研修に関する問題を論議する過程で, 情報教育のあり方の根底となる「哲学(あり方)」が正しく伝わるかについて疑念を持っていた.また, 教員養成課程における教科「情報」の免許カリキュラムにおいて, 情報科教育法の配当単位が, 論議の過程から減少に至ったことの影響などを勘案し, 平成15年度からの実施を前に免許「講習」の結果や, 教員養成課程における現状などをまとめる必要を感じ, 論文とした.また, この問題には小学校をはじめ, 各校種における, 「総合的な学習の時間」との関連も非常に高いウェイトをしめると言えるので, この問題に関しても考察をおこなった.
日本教育情報学会の論文
2002-08-31