次期学習指導要領と、現行教科における情報教育関連の比較検討

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概要

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情報化の発展はめざましいものがある。教育の世界においても、その波が押し寄せてきている。初、中等教育の情報化への対応は、1988(H元)年に示された、現行学習指導要領が始めてである。しかし、この指導要領では、今日の情報化社会の進展、特にコンピュータ性能と通信ネットワーク技術の変化を予測し得なかった為、いくつかの問題を抱えていたと言える。学習指導要領の改訂は、10年単位とも言われるが、次期指導要領には、高等学校に新教科「情報」が設けられる等の斬新な対応がなされている。このことは、初中等教育において、体系的な情報教育を行い、21世紀を支えるこれからの世代に対して、高度情報化による世界的な視野や、我が国の発展に寄与する人材の育成へとつながるものである。今回、次期学習指導要領が示されたことを機に、情報に関する現行の教育指導内容が、どのように変化するかを捉えることを目的として、調査報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-09-25

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