尿中2-チオチアゾリジン-4-カルボン酸(TTCA)のキャピラリー電気泳動法による測定
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概要
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"尿中2-チオチアゾリジン-4-カルボン酸(TTCA)の定量法について,キャピラリーゾーン電気泳動法(CZE)とミセル動電クロマトグラフ法(MEKC)を用いて検討した.CZE用泳動溶液は15mM β-シクロデキストリン入りの20mM 四ほう酸ナトリウム溶液を,MEKC用はCZE用泳動溶液に界面活性剤として50mMのドデシル硫酸ナトリウムを加えた泳動溶液を用いた.キャピラリーは溶融シリカ製,内径75μm×長さ50cmを用い,25℃,15kVの定電圧で測定した.試料注入量は約24nL,測定波長は273nmである.分析用の試料は,被験者がアブラナ科野菜のキャベツまたはブロッコリーを摂取後,8時間以内に適宜採取された尿をエーテル抽出した試料を用いた.アブラナ科野菜摂取後尿のエーテル抽出尿試料中TTCA濃度をMEKCと高速液体クロマトグラフ法(HPLC)で測定した結果,TTCA濃度の測定値はMEKCとHPLCによる値がほぼ同値であることが認められたことから,本ミセル動電クロマトグラフ法は尿中TTCAの測定法としてHPLCより短時間に分析できる利点があることが認められた."
著者
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楊井 理恵
山口県立大学生活科学部栄養学科
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藤井 俊子
川崎医療福祉大学医療技術学部臨床栄養学科
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河辺 聡子
川崎医療短期大学介護福祉科
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藤井 俊子
川崎医療福祉大学大学院医療技術学研究科健康科学専攻非常勤
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藤井 俊子
川崎医療福祉大 大学院医療技術学研究科
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