障害児学級でのTEACCHプログラム的指導二年目
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概要
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昨'93年度に本学級の1年男子自閉症児にTEACCHプログラム的指導を行い,行動が落ちつき平がなカードで要求を伝えるなど成果があった。本'94年度は担当者全員で学級全体にTEACCHプログラム的指導を行った。児童が日課の見通しが立つように,時間割りを毎日ほぼ同じにし確認させた。学習内容に応じて学習場所を変え,集中するように工夫した。学習課題は児童の好きなことを入れ,一人で取り組めるよう個別課題にし,終わると好きな活動をさせた。担当者全員で児童の行動への対応や個別課題を考え,仮説をたて実践・検証し,より適切なものにしていった。知的障害児は,日課の見通しが立ち,課題に集中して取り組むようになった。自閉症児は当初,教室から飛び出したり,個別課題に取り組もうとしなかったが,担当者が個別に好きな活動が関わると,行動が落ちつき課題に取り組むようになった。
- 北海道教育大学の論文
- 1995-03-10
著者
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横山 桂子
石狩市立若葉小学校
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五十嵐 慈保子
石狩市立若葉小学校
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早瀬 伸子
石狩町立若葉小学校
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横山 桂子
石狩町立若葉小学校
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佐藤 朋子
石狩町立若葉小学校
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五十嵐 慈保子
石狩町立若葉小学校
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早瀬 伸子
千歳市立北栄小学校
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