自閉症児の数量学習から買い物学習へ : 特殊学級における地域生活スキルの土台づくり
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概要
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特殊学級在籍の自閉症児A君の数量学習と買い物学習を行った。数量学習の面では,パターンで物事を覚えていく自閉症の特徴が良く表れ,量としての数字をとらえることはできなかった。しかし,そのパターンで覚えるという特性を生かし,買い物カードなどでの数字を認知し,カードを選ぶことができるという事ができるようになった。買い物学習の面では,校外学習を通し,また,家庭で機会があれば指導していただき,A君の買い物に関するスキルの高まりを見ることができた。学校で行った地域生活スキルの学習を行ったことが,家庭での実践を促し,スキル獲得の大きな役割を果たした。
- 1998-02-10
著者
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田中 貴人
北海道教育大学旭川校特殊教育特別専攻科
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早瀬 伸子
石狩市立若葉小学校
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横山 桂子
石狩市立若葉小学校
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五十嵐 慈保子
石狩市立若葉小学校
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小林 一恵
石狩市立若葉小学校
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早瀬 伸子
千歳市立北栄小学校
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