障害児学級のTEACCHプログラム的指導5年目 : 教材と事例
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概要
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本報告では,TEACCHプログラム的指導を行った5年の経験から,成果があったと思われる指導内容,指導法,教材と事例を紹介する。(1)自閉症児・知的障害児混合学級では,時間割,学習場所や学習法などを視覚的に提示することで,児童が今何をするかわかりやすくなり,効果的であった。(2)指導目標の設定を親と話しあって決めると,家庭での児童の姿や将来像などがわかり,協力して指導していけて良かった。(3)課題後自由時間を設定し,児童が好きな活動ができるようにすると,課題に取り組むようになった。(4)単純で繰り返しの多い(VERY SPECIAL ONE PATTERN)の教材を継続すると,児童が見通しを持って,自分から取り組むようになった。(5)担当者で全体指導と個別指導内容と時間を相談し,分担して継続して指導すると,効果があった。
- 北海道教育大学の論文
- 1998-02-10
著者
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