ホワイトカラーの生産性に関する基礎調査
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概要
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近年,多くの日本企業で,大幅なリストラが行なわれ,中でも,ホワイトカラーの人員削減が進められてきている。そういう動きの中で,個々のホワイトカラーはより一層の生産性の向上を求められている。特に,知識や情報を駆使する知識労働者の生産性の向上が急務である。これは,彼らの業務が従来の量を中心としたものから質を中心としたものヘシフトしていることの表れであろう。ホワイトカラーの生産性を考える場合,効率性の概念を中心として議論が進められることが多かった。しかし,この概念を,質中心の業務に適用するのは難しい面もある。それ故,有効性の概念を中心とした調査研究が必要になってくるのである。本調査では,ホワイトカラー約1,000人を対象として,彼らが業務に取り組む態度・姿勢,彼らに対する組織的諸施策,企業行動の基幹である企業文化などについて,アンケート調査を行なった。そして,有効性の概念を中心としたホワイトカラーの生産性を測る変数として,ホワイトカラーのアイデア創出度,他部門との情報交換度,ホワイトカラーのモラールを採用し,これらとアンケートで尋ねた他の諸変数との関係を,QAQF分析によって明らかにしている。
- 慶應義塾大学の論文
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