テレワークとオフィスワーカーの動機づけ
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概要
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本論文では、テレワーク導入企業で働くオフィスワーカーと彼らを動機づけるための施策の関係に焦点を当て、テレワークの導入状況によってワーカーのモラールに違いが生じるのか、そしてテレワーク導入企業で働くワーカーと未導入企業で働くワーカーにおいて、有効な動機づけ施策に差はあるのかについて論を展開している。テレワークを導入するに当たって、ワーカーのモラールを向上させるためには、従来から効果があると考えられている動機づけのための諸施策の実施がまず有効であった。そして、テレワークを導入している企業で働くワーカーのモラールを向上させるためには、彼らの学習機会を充実させ、コミュニケーションの活性化や自律性向上を促し、疎外感を抑制するための諸施策の実施が有効であった。テレワークがより多くの企業において導入されるためには、学習機会の充実や自律性の向上、コミュニケーションの活性化といった内容を踏まえたモラール向上策を実施し、少しでも成果を上げていくことが必要と考えられる。
- 2014-04-01
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