ホワイトカラーの生産性に関する基礎調査2004
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概要
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従来,ホワイトカラーの生産性を考える場合,効率性の概念を中心として議論が進められることが多かった。しかし,この概念を,質中心の業務に適用するのは難しい面もある。ホワイトカラー比率が増加傾向にある現在,どのような企業であっても,有効性にも同時に焦点を当てたホワイトカラーの生産性の向上を目指さなければならない。それ故,有効性の概念を中心とした調査研究が必要になってくるのである。本調査では,2003年度調査の調査結果を受け,ホワイトカラー785人を対象として,彼らが業務に取り組む態度・姿勢,彼らに対する組織的諸施策などについて,新たにアンケート調査を行なった。そして,有効性の概念に焦点を当てたホワイトカラーの生産性を測る変数として,ホワイトカラーのアイデア創出度,他部門との情報交換度,ホワイトカラーのモラールを採用し,これらとアンケートでたずねた他の諸変数との関係を,QAQF 分析によって明らかにしている。
- 慶應義塾大学出版会の論文
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