短大生の食生活と生活時間の実態-I
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概要
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1.体位は,比較値より身長、体重ともやや低い。2.食品摂取量では,所要量よりパン,菓子,海藻および獣鳥肉類は上回っているが,その他の食品は全て下回っている。3.食品比率の澱粉性食品比,動物性食品比および緑黄色野菜比はともに30%台である。4.栄養摂取量はビタミンB2およびビタミンCのみは所要量を上回っているが,その他の栄養素は全て下回っている。5.動物性蛋白質比は平均48.8%であり,動物性脂質比は54.4%である。6.エネルギーの栄養素別構成比は蛋白質16. 3%, 脂質28.6‰ および炭水化物55.1%である。7.生活時間は,生理的作業時間が最も多く,労働時間が最も少ない。8.消費エネルギーは、,生理的作業が最も多く,労働が最も少ない。9.摂取エネルギーと消費エネルギーの出納は後者の方が高い。10.居往形熊の割合は,自宅,自炊,下宿および寮の順に高い。11.居往形態別栄養摂取量では,寮は他形態よりエネルギーおよび脂質の摂取量が高く,下宿は他形態より蛋白質および炭水化物が高い。12.居住形態別エネルギーの栄養素別摂取構成比は,各形態の平均は目安量より蛋白質および脂質エネルギー比が高く,炭水化物エネルギー比が低い。13.居住形態別生活時間の内訳は,自宅は歩行と労働が,自炊は家事が,下宿は生理的作業および学業が,寮は教養趣味に費やす時間がそれぞれ長い。14.居住形態別消費エネルギーの内訳は,自宅は生理的作業,歩行および労働が,自炊は家事が,寮は学業,教養趣味およびその他による消費エネルギーが多い。15.学生の食生活の内容は殆どか所要量に満ちておらず,大幅な意識改革と食生活の改善が望まれる。生活時間についてはほぼ規則的な生活をしている。
- 帯広大谷短期大学の論文
- 1988-03-25
著者
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