<論文>長崎開港史 : 家船の陸上がりの視点から
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概要
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長崎開港前の長崎周辺のありさまを,当地に伝えられた神功皇后伝説から考えると,当地は船住まい(-家船)の人々の活躍する世界であったことがわかる。彼らは潜水漁業を行う専業漁民であるが,同時に水軍や倭蓮とも関連があり,海運業・商業への転身もあったと思われる。南蛮貿易港には「貯」などの形で水上交通・荷役業を行う「キリシタン家船」の存在が想定され,長崎の開港は彼らの陸上がりの結果なのである。
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