ベトナムで採集された陶磁器片の化学分析
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概要
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Chemical studies were carried out on the 31 pottery and porcelain sherds collected in 1991 on the archaeological sites mainly in Northern Vietnam, and two blue-and-white bowls obtained in Japan. The glazes were studied by X-ray fluorescence analysis, and the body clays by X-ray diffraction analysis and instrumental neutron activation analysis. Based on the results obtained 33 samples were divided into three groups A, B, and C. Group A consists of 18 sherds and 2 blue-and-white bowls, the former being mostly celadon. Group A samples are assigned to Vietnamese origin, whereas Group B samples, 9 pieces which are all celadon wares are assigned to Chinese origin. Group C consists of 2 sherds which were collected at the kiln site Go Sanh, Central Vietnam, one probably Chinese celadon, and one Chinese Yuan blue-and white. Sherds from Go Sanh, Central Vietnam have different trace element contents from those of the Northern Vietnam. The ash glaze of a sherd collected at the kiln site of Hop Le was analyzed by the wet chemical method.
- 上智大学の論文
- 1993-12-26
著者
-
山崎 一雄
名古屋大学
-
二宮 修治
東京学芸大学
-
肥塚 隆保
奈良国立文化財研究所埋蔵文化財センター研究指導部遺物処理研究室
-
網干 守
東京学芸大学化学教室
-
二宮 修治
東京学芸大 教育
-
肥塚 隆保
奈良国立文化財研究所
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